「5分で理解できる!自転車保険加入義務化させる理由とその実態」

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5分で理解できる!自転車保険加入義務化させる理由とその実態

1.各自治体が自転車保険に加入義務付けする理由とは?

自転車保険の加入義務化の理由は加害者に請求する能力を与えることで加害者と被害者を救済するため
最近自転車保険の加入が義務付けをする自治体が増えているのだけれども君は知っているかい?
いや、知らなかったよ。義務付けとなっているけど僕は入っていないかも。
そうか。是非加入した方がいいかもしれない。それを伝えるためにもまずは自転車保険に加入義務化させる理由から考えてみよう。

1-1.自転車事故の賠償は高額!?過去の自転車事故の事例

まずは自転車事故の被害者について知っておいてほしいことがある。これを見てほしい。
事例 損害賠償金額
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。( 神戸地方裁判所、平成25(2013)年7月4日判決) 9,521万円
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。(東京地方裁判所、平成20(2008)年6月5日判決) 9,266万円
男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成15(2003)年9月30日判決) 6,779万円
男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成19(2007)年4月11日判決) 5,438万円
男性が昼間、赤信号を無視して交差点を直進し、青信号で横断歩道を歩行中の女性(75歳)に衝突。女性は脳挫傷等で5日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成26(2014)年1月28日判決 4,746万円
こんな重傷になるケースもあるんだ…それに賠償責任の金額もこんなにたくさんある。
そう。そもそも自転車というのは「軽車両」として区分される。つまり、自動車やバイクなどのように車両として考えられているんだ。ある程度スピードも出るし事故になると重傷になることも最悪死亡に至るケースも十分にあるんだ。

1-2.年々増加する自転車事故の高額賠償について

続いてこちらを見てほしい。

↑ 交通事故発生件数と自転車交通事故件数、およびその比率(-2017年)

(引用元:http://www.garbagenews.net/archives/2048018.html)

一度自転車事故の割合が減ってきているけど近年でまた増えているような感じだね。
自転車事故の割合が増えている原因としては事故に対する意識の低さだね。
確かに最近スマートフォンを使いながらや音楽を聴きながら運転する人が多い気がするね。
そうだね。それに加えて高齢化が進んでいるから注意不足の自転車に対応できず轢かれてしまうんだ。

1-3.加害者が自己破産することによる被害者のリスク

自転車保険加入の義務付けの理由として最も重要なことだが実際に事故を起こして高額な賠償額の請求になる。どうなると思う?
そんな高額お金持ちでないと払えないよね。ほとんどの人が払えないと思う。
その通り。払えない人が多くて自己破産する人もいる。そうなると被害者は泣き寝入りするしかなくなってしまうんだ。
ひどいね。被害を受けてその上費用も自分で負担しないといけなくなってしまうね。なるほど、だから加入を義務付けることで被害者を救済しようということなんだね。
そう。これは被害者を救済することに繋がるんだ。加えて一度事故を起こしてしまった加害者を救うことにも繋がる。

2.自転車保険の義務化の内容とは?

基本的に自転車保険への加入の義務化は自治体が条例によって定めている。内容としてはまだ加入していない人へ加入を促し義務化を知らない人へは情報提供を積極的に行うというもの。義務化とされているが未加入でも罰則はない。

2-1.全ての自転車利用者に対しての加入義務化

加入義務化の対象となる地域に所在している者は自転車保険への勧誘が義務付けられる。ただ、その者が未成年の場合は親が加入するよ。事故が起こった場合基本的に「個人賠償責任」が適用されるよ。

2-2.自転車を利用する事業者に対しての加入義務化

自転車を利用する事業者に対して義務化されている。他にも自転車のレンタルを行う会社にも加入が義務化されているよ。従業員が業務の際に自転車を利用して起こした事故やレンタルした自転車によって事故が「施設賠償責任」等で補償される。
個人の人と補償のされ方が違うんだね。
そう。業務中の事故については「個人賠償責任」では補償されないことがあるから注意しよう。

2-3.義務化と言っても実は罰則なし

自転車保険は加入を義務付けられているが実際のところ加入しなくても罰則はないんだ。
え、そうなの?てっきり義務化というから未加入の場合罰則があるのかと思ってた。
自転車保険は種類が様々あるため加入したかの有無を確認することが難しいんだ。そのため罰則は定められていない。
なるほど。じゃあなんで義務化と表現しているの?
それは罰則なしでも自転車事故に対して深刻に考えてもらうためだよ。義務化と表現されていることで「やらないといけないこと」という認識を与えることができる。それをきっかけに自転車事故の恐ろしさを伝えることが目的なんだ。

2-4.まだ加入していない人達への情報提供

まだまだ、自転車保険について知らない人も多くいるからね。自転車販売業者や駐輪場関係者、その他自転車に関わる様々な人が自転車保険の情報を提供しているよ
すごいね。地域の人たちがみんな協力しているんだね。

3.加入が義務付けられている都市の実態は?

実際に加入が義務付けされている都道府県は下記の通り
義務化 努力義務
埼玉県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、鹿児島県、宮城県仙台市、神奈川県相模原市、石川県金沢市、愛知県名古屋市 東京都、徳島県、香川県、福岡県、熊本県

3-1.現状加入が義務付けされている都市について

現在は、埼玉県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・鹿児島県が義務化しているよ。
まだあまり多くないんだね。
そう今は実際に自転車事故が多い都市である特に関西圏の方が主だね。ただ、主要都市では市町村の方で条例によって義務化が定められているよ。仙台市、相模原市、金沢市、名古屋市などが義務化されているね。

3-2.努力義務?されている都市

自転車保険の加入義務については「加入しなければならない」と表記されている都道府県と「加入に努めなければならない」と表記されているものの2種類あるよ。後者は努力義務というように言われているんだ。
そうなんだ。義務と努力義務があるんだね。
現在は東京都・徳島県・香川県・福岡県・熊本県で努力義務が定められているよ。

3-3.義務化や努力義務は今後増えていくのか

確実に言うことはできないけれども自転車事故は年々増加傾向にあるからね増えていく可能性は十分にあるだろうね。

4.あえて加入しないという選択肢もあり!?改めて加入すべき理由を考えよう

4-1.自転車保険という商品を見てもう一度改めて考えてみよう

自転車保険は基本的に個人賠償責任保険や傷害保険を組み合わせたものなんだ。
個人賠償責任保険と傷害保険?
一旦個人賠償責任保険と傷害保険を確認してみよう。

個人賠償責任保険…他人に怪我をさせてしまったり物を壊してしまったりしてしまった場合の費用を補償する保険

傷害保険…怪我を負うことにより入院や手術の費用を補償する保険

こうやって解いてみるとすごくシンプルなものだね。
そう。この二つの保険のサービスだけど実は他の保険やクレジットカードの付帯されている場合などがあって既に加入している場合があるんだ。

4-2.既に加入した保険を見直して保険の内容が重複するのを防ごう

もう一度、自分が加入する保険やクレジットカードの内容を確認して調べてみよう。付帯サービスとしてあることが多いかな。

4-3.重複してでも自転車保険に加入するメリットがある。

自転車保険重複してでも加入したい場合もあったりするよ。
重複してでも加入すると言うことはかなりいいメリットがあるんだね。
その通り。自転車保険は示談代行サービスやロードサービスといった何かあった時のサポートするサービスがとても充実しているんだ。
示談代行サービスとロードサービス?
前者は事故を起こした時にプロのスタッフが相手と交渉してくれると言うもの。後者は自転車で何かあった時トラックで自転車を無料で搬送してくれると言うものだよ。
なるほど。事故した時の交渉ってみんな分からないしプロに任せることができるのはいいよね。あと、自転車がパンクした時とかは身動きも取れなくなってしまうからロードサービスはとてもいいかも。
自転車保険の補償については重複しないようにした方がより良いかもしれないが自転車保険についているサービスがとても良いものだから是非活用してみるといいかもしれないね。

5.まとめ

自転車保険は被害者を救済し加害者の負担を減らすため義務化が進んでいる。事故を起こした際の賠償額が高額なため加害者が支払うことができず被害者が救済されないといった事例が多くなった背景から義務化が進む。

罰則はないが義務化としているのは事の事態をより考えてもらうためで自転車事故はかなり深刻である。

自転車保険は個人賠償責任保険と傷害保険を組み合わせた商品。既にどちらかを加入している場合もあるので事前に確認しておく方が良い。

義務化している都道府県は全国ではまだ一部であるが今後増える見込みはある。ただ義務化をしてるしてないに関わらず自分を守ることに繋がる弁護士保険へは加入しておく方が良いだろう。
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自転車の運転による相次ぐ死亡事故を踏まえ、地域によって行政が自転車保険の加入義務化に動いています。ここでは自転車保険の義務化に関して解説しております。