シニアの方が安全に自転車に乗るための注意点

自転車保険

自転車の安全運手に年齢は関係ないように見えますが、自転車事故の統計を見ますと年齢層別に特徴や事故の傾向が見て取れます。

過去の事例から学ぶ高齢者の安全運転4原則について以下に説明します。

原則その1、信号(交通ツール)を守りましょう

交通ルールを守ることは当然のことと思われますが、高齢者の一部には意外に交通ルールを守らない(守れない)人がいます。
一番多い交通ルール違反が「信号無視」です。
信号のある交差点ではなく、信号のない所を横断しようとする行為も、ある意味「信号無視」と言えるでしょう。

普段からルールを守るという習慣を身に着けることが大切です。
今回だけは良いだろうという安易な考えで、また自転車だから許されるだろうという考えで行動すると、その悪い習慣が身に付き、最後には日常的にルールを無視するようになります。

原則その2、時間に余裕をもって運転しましょう

自転車事故の中で「急いでいた」という事例も多くみられます。
人間は平常心を失うと、思いもかけない行動をとります。普段は通らない危険な道を時間節約という理由で選びます。

待ち合わせや、買い物は時間に余裕を持って行動したいですね。

原則その3、横断歩道を渡りましょう

事故事例でも見られますが、お年寄りには信号のない所を横断する人がいます。
道路を横断する場合信号のある交差点」を横断することが重要です。ついつい面倒くさくて、近くの場所を横断しようとしますが、とても危険です。

シニアの場合は動作が緩慢で、左右の安全確認や、横断そのものも若者よりも時間がかかります。車は予想以上に速いスピードで通り過ぎることを考えに入れておくべきです。
危険な横断は避けて、信号のある交差点を渡りましょう。

原則その4、坂道では無理をしない

上り坂や下り坂を運転するときには「無理をしない」運転が望まれます。上り坂で体力的にペダルをこげない時には自転車を降りて手押しでゆっくりと坂道を上りましょう。
また下り坂では速度を出しすぎるきらいがあり危険です。

また、ブレーキの利きが悪い自転車は運転してはいけません。自転車は自動車と違って多少ブレーキの利きが悪くても大丈夫だろうという「思い込み」は最も危険です。
きちんと整備した自転車を運転することです。

万一に備えましょう

交通ルールを守り、余裕のある運転をしていても「もらい事故」を防ぐことは困難かもしれません。
万一に備えて防衛策を講じておくことも大切です。自転車事故で数千万円の保証金、和解金を支払った裁判事例も散見されています。

自転車保険に入ることも安全対策の一つかもしれません。

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