自転車保険を選ぶときに、補償内容や保険料をチェックするのは当たり前のことです。
ただ、もうひとつ忘れてはいけないものがあります。
それが自転車保険の補償範囲です。
補償内容や保険料に問題がなくとも、補償範囲から外れているといざというときに保険として機能しません。
自転車保険を選ぶ際には、どれくらいの補償範囲が必要なのかも考えていきましょう。
個人での加入なのか、それとも家族での加入なのか
今は自転車保険と一口に言ってもいろいろなものがあるのですが、多くの自転車保険において個人での加入なのか、家族全員での加入なのかといったコースを選べるようになっています。
奥様や旦那様の通勤やお子様の通学などもし家族のほぼ全員が自転車を利用しているのであれば、家族全員で加入できるコースのほうが割安になります。
家族が多ければ多いほど割安になると考えていいでしょう。
一般的に家族全員での加入となると個人個人の調整が難しいとも言われているのですが、保険会社によっては奥様だけを補償から外したり旦那様だけを補償から外したりといった融通が利くようなところもあります。
そういったところであれば、保険料をさらに安く抑えることができるでしょう。
「ひとりだけ補償から外すなんてひどい!」と思う方もいるかもしれませんが、勤務先で加入している団体保険が自転車事故もカバーできるようなケースもありますのでそういった場合には問題ありません。
補償範囲としての子どもをどう考えるか
自転車保険の補償範囲というと大人を中心に考えてしまいがちなのですが、大人と同じくらい子どものことも考えなければいけません。
というのも、子どもほど自転車事故を起こしやすいのです。
子どもにこそ自転車保険が必要なのです。
ヘルメットやプロテクターなどで子どもを守ることができても、子どもが加害者になってしまう可能性もあります。
自転車というのは慣れていても事故を起こすものです。
自転車に乗り始めたばかりの子どもであれば、そのリスクはより高くなると考えるのが普通です。
子どものためにも大きな金額での賠償が発生するような大事故はもちろん、日常的に起こり得る怪我や物損への補償まで対応できる自転車保険を選びたいものです。