近年、自転車による重大事故が増加しています。自転車は気軽に乗れるため幅広い年齢層に利用されています。そのため自転車事故は、身近な事故であるとともに、加害者となってしまった場合に高額な賠償金を請求される可能性もあるのです。自治体によって自転車保険を義務付けているところ、自転車保険への関心が高まっています。
この記事では、おすすめの自転車保険を4社ご紹介するとともに自転車保険の概要について解説していきます。
おすすめの自転車保険はこの4社
近年、自転車保険を取り扱う保険会社が増加しています。「自転車保険などこも同じなのでは?」と考えてる人もいますが、補償範囲や条件などさまざまな違いがあるのです。
それでは、おすすめの自転車保険をご紹介していきます。
au損害保険株式会社の自転車向け保険
2010年2月、あいおい損害保険(現・あいおいニッセイ同和損害保険)とKDDIの合弁会社として設立された損害保険会社です。
au損保の自転車保険は、3つのプランがあります。このプランから怪我の補償範囲や年齢などから選択可能です。
Bycle(バイクル)は、年額3,790円〜と安価で保険に加入できます。BycleBest (バイクルベスト)は、自転車事故だけでなく、日常に起こるであろう怪我にも対応可能です。保険料は年額8,480円〜で自転車事故での怪我は保険金が2倍になります。Bycle_Sは、70才〜89才までの方が加入できる保険です。快適な自転車ライフとアクティブな日常を過ごしたいシニア世代に限定した自転車保険であり、自転車に乗っている時の事故やトラブルはもちろん、日常生活でのケガも補償します。
それでは、本人タイプ1年一時払いでの補償内容を挙げていきます。
自転車向け保険 Bycle (スタンダード傷害保険)
- ゴールド
- シルバー
- ブロンズ
保険料12,300円 個人賠償責任保険3億円、死亡・後遺障害保険金額
(後遺障害等級第1~7級限定)400万円、手術保険金日額3万円または6万円、入院保険金日額6,000円/日、通院保険金日額2,000円/日
保険料6,410円 個人賠償責任保険3億円、死亡・後遺障害保険金額
(後遺障害等級第1~7級限定)400万円、手術保険金日額3万円または6万円、入院保険金日額6,000円/日、通院保険金日額1,000円/日
保険料3,790円 個人賠償責任保険2億円、死亡・後遺障害保険金額
(後遺障害等級第1~7級限定)250万円、手術保険金日額2万円または4万円、入院保険金日額4,000円/日、通院保険金日額なし
自転車向け保険 BycleBest (スタンダード傷害保険)
- ゴールド
- シルバー
- ブロンズ
保険料24,590円 個人賠償責任保険3億円、死亡・後遺障害保険金額
(後遺障害等級第1~7級限定)400万円、手術保険金日額3万円または6万円、入院保険金日額6,000円/日、通院保険金日額2,000円/日
保険料16,050円 個人賠償責任保険3億円、死亡・後遺障害保険金額
(後遺障害等級第1~7級限定)400万円、手術保険金日額3万円または6万円、入院保険金日額6,000円/日、通院保険金日額1,000円/日
保険料8,480円 個人賠償責任保険2億円、死亡・後遺障害保険金額
(後遺障害等級第1~7級限定)250万円、手術保険金日額2万円または4万円、入院保険金日額4,000円/日、通院保険金日額なし
自転車向け保険 Bycle_S(スタンダード傷害保険)
保険料7,780円 個人賠償責任保険2億円、*死亡保険金額200万円、*入院一時金(入院3日以上の場合)2万円
*自転車事故の場合保険金額2倍
三井住友海上保険のネットde保険@さいくる
三井住友海上の自転車保険、ネットde保険@さいくるは、A・B・Cの3つのコースから選択可能です。
Aコース
- 保険料6,150円(一時払)
- 日常生活賠償保険金額3億円
- 死亡・後遺障害保険金額(後遺障害等級第1~7級限定)1,000万円
- 手術保険金4万円または8万円
- 入院保険金日額8,000円
- 通院保険金日額3,000円
Bコース
- 保険料4,070円円(一時払)
- 日常生活賠償保険金額3億円
- 死亡・後遺障害保険金額(後遺障害等級第1~7級限定)1,000万円
- 手術保険金3万円または6万円
- 入院保険金日額6,000円
- 通院保険金日額1,000円
Cコース
- 保険料3,090円円(一時払)
- 日常生活賠償保険金額3億円
- 死亡・後遺障害保険金額(後遺障害等級第1~7級限定)1,000万円
- 手術保険金3万円または6万円
- 入院保険金日額6,000円
- 通院保険金日額なし
日常生活賠償責任補償はどのコースも最大3億円で、保険会社による国内示談交渉サービスが付いているため、事故が起こっても安心して任せることができます。
ジャパン少額短期保険のちゃりぽ
ジャパン少額短期保険が取り扱う自転車保険ちゃりぽは、あんしんプランともっとあんしんプランの2種類から選択可能です。月額の保険料は、あんしんプラン260円、もっとあんしんプラン370円とお財布に優しい料金のため加入しやすいです。
あんしんプラン
- 個人賠償責任補償:最高1,000万円
- 自分が怪我をした場合:入院日額6,000円、通院日額なし・死亡・特定重度障害300万円
もっとあんしんプラン
- 個人賠償責任補償:最高1,000万円
- 自分が怪我をした場合:入院日額6,000円、通院日額1,000円、死亡・特定重度障害 300万円
楽天損害保険株式会社サイクルアシスト【自転車の保険】
楽天が取り扱う自転車保険サイクルアシストは、保険料の支払いで保険料の1%分のポイントが貯まります。さらに、楽天カードの支払いで、保険料の1%分のポイントを貯めることができて、貯まったポイントを使って保険料のお支払いが可能です。
基本タイプ
- 保険料3,000円
- 個人賠償責任1億円
- 死亡・後遺障害保険金額250万円
- 手術保険金(入院中25,000円それ以外12,500円)
- 入院保険金2,500円/日
安心タイプ
- 保険料4,770円
- 個人賠償責任1億円
- 死亡・後遺障害保険金額500万円
- 手術保険金(入院中50,000円それ以外25,000円)
- 入院保険金5,000円/日
安心タイプ
- 保険料8,230円
- 個人賠償責任1億円
- 死亡・後遺障害保険金額1,000万円
- 手術保険金(入院中100,000円それ以外50,000円)
- 入院保険金円10,000円/日
自転車保険とは?
自転車保険とは、自転車を運転しているときに起きたトラブルに対して補償をしてくれる保険のことです。近年、自転車事故は増加しています。なかには、高額補償を余儀なくされる案件もあり、自転車保険への加入を義務付けている自治体も多くなりました。自転車保険は、コンビニやインターネットからも加入できるため、都合の良い時間に手続きをすることが可能ですが、他にもさまざまなメリットがあります。
自転車保険に加入するメリットは下記の通りです。
相手への補償ができる
自転車事故で相手にけがを負わせた場合、治療費や休業損害、慰謝料などの支払い義務が発生します。さらに後遺障害が残った場合には高額な賠償金の支払いを要求されることが予測されるのです。自転車保険に加入していれば、損害賠償が高額になっても保険でカバーできます。
自分の怪我に対する補償ができる
自転車事故で加害者でなく、被害者になることも考えられます。その際、治療費や入院費など加害者から支払いを受けるのが一般的です。しかし、加害者が自転車保険に未加入であれば、十分な支払いを受けることができないことが多く、全額自己負担となる恐れもあるのです。自転車保険に加入していれば、自分が被害者となっても安心して補償を受けられます。
自転車事故以外でも補償対象となる
自転車事故のなかには、個人賠償責任で自転車事故以外にも補償してくれるものがあります。例えば、子どもがお店に陳列している商品を誤って壊したり、ペットが他人に危害を加えたりした場合でも補償対象となるのです。
自転車保険の選び方
自転車保険は、自治体によって義務となっている保険です。しかし、保険料の安さだけでなく、どのくらいの補償額があれば良いのか?どこまでの補償範囲にすれば良いのか?など加入をする際に考えます。
それでは、自動車保険の選び方について挙げていきます。
自転車を使う頻度や距離で決める
自転車は、通勤通学に使う人もいれば、何日かに一度買い物に使うだけの人もいます。事故率は、自転車を利用する時間が長いほど高くなるため、長時間乗る人は補償範囲や補償額を大きくしておきましょう。
自転車の種類や使い方で決める
自転車は、買い物やサイクリングだけでなく、趣味やレジャーに使うこともあります。最近では、クロスバイクやロードバイクといった自転車を通勤や通学に使う人も増えました。
スピードの出やすい自転車は、事故が起こったときのリスクも高いため、相手だけでなく自分への補償も大きくしておくと安心です。
まとめ
自転車保険は、自治体によって加入が義務付けられたこともあり多くの保険会社で取り扱われています。加入するときはコンビニやインターネットで24時間可能な保険もあり便利ですが、どの保険が自分に合っているのか悩みます。
この記事でご紹介した4社は、補償額が大きいうえに保険料を安く抑えることが可能です。それに加えて、手続きも簡単で自分の都合に合わせて加入できます。
自転車を利用する人は、相手と自分の両方を守るためにも自転車保険への加入をしておきましょう。