自転車事故が原因で起こりうる通院が必要なケガとは?

事故

自転車事故の80%程度が自転車と自動車の接触事故です。したがって場合によっては大きな人身事故につながります。
自動車との接触事故で大きな被害を受けるのは「自転車を運転」していた側ということになります。

残りの30%が自転車等と歩行者、または自転車の自損事故です。この場合は自転車を運転していた側が被害者となりやすいです。
車や歩行者との接触、または自損事故が軽微であれば打撲や擦り傷程度で済むかもしれません。

しかしながら、大きな接触事故に遭い骨折や脳挫傷などになった場合、通院はもちろん、入院加療が必要となります。それでは具体的に、どのようなケガをするのかを見てみましょう。

擦り傷、外傷

軽度な接触では腕や顔、足などに擦り傷を負います。擦り傷は目に見えますので、その程度がすぐわかります。
受傷部が広ければ通院して治療することになります。受傷部から出血しているが、その部分の凸部がない場合は比較的軽度です。

しかし出血していないが皮膚表面に凸部があれば要注意です。内出血の恐れがあるので必ず通院して医師の診断を受けてください。

打撲、捻挫

事故が軽微な接触であれば打撲や捻挫で済みます。もちろん後々の為に一回は通院して診察を受けておくべきです。
事故当時は自覚症状がなくても後遺症が現れる危険があります。頭部の打撲は特に気を付けておくべきです。脳内出血の恐れがありますので通院し検査を受けておくべきです。

何もなければ安心できますし、精密検査で早期に受傷部位が発見できれば早い治療が可能です。

何度も言いますが頭部への打撲は要注意で、見かけ上異常がなくても脳への損傷が起こっているかもしれません。精密検査を受けておきましょう。

骨折

接触が重度であれば骨に損傷を受ける場合があります。手首、腕、大腿部の骨折、頭部(頭蓋骨)骨折など広範囲にわたります。
高齢者の骨折は若者に比べて治り方が遅いという特徴があります。

先ほど説明しましたように自転車と自動車が接触した場合、自転車の運転手が骨折する確率が高いです。
骨折は通院して医師の診断、場合によっては緊急入院、手術となります。足や腕の骨折ならば直ちに命が危険にさらされませんが、頭蓋骨骨折なら脳の損傷が心配であり、すぐに精密検査を受けておくべきです。

歯、耳、目など特定部位の受傷

自転車事故で打ちどころが悪ければ歯、耳や目に損傷を受ける場合があります。
その場合は受傷した部位の専門医を受診してください。受傷度合いによっては通院や入院の可能性があります。

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